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20歳以上の女性は年に1度は「子宮頸がん」検査を行う

これは女性に限った検査ですが、20歳以上の女性は、1年に1度は、「子宮頸がん検査」を受けておくと安心です。

「子宮ガン」2つのタイプがある | 健康メモ
https://health-memo.com/2016/06/04/%e3%80%8c%e5%ad%90%e5%ae%ae%e3%82%ac%e3%83%b3%e3%80%8d2%e3%81%a4%e3%81%ae%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%97%e3%81%8c%e3%81%82%e3%82%8b/

子宮がんには、子宮の上部の広い内腔をもつ子宮体部という部分にできる「子宮体がん」と、子宮の下側の細くなっている頸部にできる「子宮頸がん」の2種類があります。

子宮体がんは子宮の内膜に発生するがんです。月経がある年齢の女性では月経によって子宮内膜が定期的にはがれ落ちるため、子宮体がんが発生する頻度は少ないとされていましたが、近年では食生活の欧米化による肥満や月経不順の方の増加などにより若年者にも多くみられる傾向にあります。

閉経後の50〜60代に発症する人が増え、妊娠・出産を経験していない人に比較的多いとされています。一方の子宮頸がんは、ヒトパピローマウィルスというウィルス感染が原因で起こること多いがんです。

20歳代の若年層で発生率が急激に増加して、30~40歳代に発症のピークがありますが、がん検診で早期発見が可能ながんとして知られています。

子宮頸がん検査では、腹鏡を用い子宮頸部を直接観察し、表面の粘膜やおりもの(帯下)の状態を調べます。がんが発生しやすい部位を中心に綿棒やへラ、ブラシで擦り、細胞を採取し顕微鏡で詳細な評価(細胞診) をします。

検査後にまれに出血するケースもありますが、はとんど痛みはありません。細胞診と合わせて、ヒトパピローマウィルスの感染を調べる検査もよく行われます。細胞診で異常がみられた場合は、コルポスコピー(腹拡大鏡)検査で子宮頸部の粘膜を詳細に観察し、粘膜の組織を採取することもあります。

子宮頸がん検査は、一般の産婦人科や女性専用クリニック、健診センターで受けられます。「自宅でできる子宮がん検診」といった自分で行う簡易な子宮がん検査などもありますが、がんが発生しやすい部位から細胞が上手くとれていない場合が多いため、おすすめできません。

細胞診で異常がなく、ヒトパピローマウィルスへの感染もない人では、2~3 年に一度の子宮頸がん検査でいいと思います。しかしウィルス感染がある場合は、1年に一度、・細胞診を継続したはうがいいとされています。検診受診者のうち約1%程度に精密検査が必要となり、精密検査が必要な受診者の中で実際にがんが発見されるのが約10% 近くと高率であることからも検診の重要性がわかります。

子宮頸がんの予防に関しては、ワクチン接種が有効とされています。ヒトパピローマウィルスは性交渉で感染するため、10代前半のうちにワクチンを接種しておくと、その後ウイルスと出会う機会があったとしても、ウィルスの増殖を抑え、ウィルス由来のがん発生は確実に減少します。

性交渉経験が既にある女性への有効性もある程度あるようです。しかしワクチンで予防できない子宮頸がんも存在すること、ワクチン接種によって重篤な副作用を招く可能性があることも忘れてはなりません。ちなみに子宮体がんは、今のところ、効果が認められたがん検診法はありませんが、骨盤MRIや経腱超音波での子宮内膜の評価が発見には有用とされています。

子宮体がんは比較的早期の段階で出血が起こることもあるため、不正性器出血があった時にはすぐに医療機関を受診すれば、早期発見につながります。

40歳を過ぎたら喫煙者、これまでに喫煙していた人は「胸部CT検査」を受ける

男女ともに40歳以上の人で、喫煙者、さらに過去に喫煙歴のある人は特に注意をして、1〜2年に1度の胸部CT検査を受けておきたいものです。

肺がん検査として、もっともよく行われているのは胸部単純X線検査です。この胸部単純X線検査では、一般的に肺がんの大きさがっ品程度の大きさにならないと画像としてとらえにくいという欠点があります。

レントゲン検査は、撮影も簡単ですし、費用も安く大人数をさばく検診などでは大変有効ですが、早期発見という点では適している検査ではないといわざるを得ません。
画像を読影する医師の技量にかなり左右される面がある検査のひとつであり、早期の肺がんはもちろんですが、かなり進行した肺がんですら、できている部位によっては見落としや発見しつらい面が多々あることでも有名ですので、注意が必要です。

肺がんの早期発見に有用とされているのが、胸部CT検査です。CTとは、computerized tomography の略で日本語でコンピュータ断層撮影装置といいます。
これは体の外周からX線を照射し、コンピュータ処理によって人体を輪切り状にした断層写真をつくる画像検査です。CT検査では、単純X線検査では判別できないような小さな病変や、X線では映りにくい部位の異常も詳細に見ることができます。

日本では、肺がんの一次検診にCTを使うケースはまだ限られていますが、米国ではCT検診を年に一度受けることでがんの死亡率が20 %低下したというデータもあります。

今後は、CTによる肺がん検診が増えていく可能性も考えられますが、被ばく量が胸部単純X線検査に比べて多いという点は考慮しないといけない問題だと思われます。

特に喫煙者や喫煙歴のある人、喫煙者のそばにいて副流煙に接する機会の多い人は、人間ドックや検診センターなどで、高分解能CTによる肺がん検診を受けてみるといいと思います。先にも述べたように、PET検査は肺がんの早期発見には適さないので注意してください。

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40歳を過ぎたら大腸内検査も行う

40歳を過ぎたら胃の内視鏡検査を受けると紹介しましたが、同じく40歳を過ぎたら大腸内検査を行うことが早期ガンの発見には必須です。

男女ともに40代以上の人は、数年に一度は「大腸内視鏡検査」も受けることが非常に大切です。検査の頻度は、大腸ポリープや家族内の遺伝の有無など、各人でそれぞれ変わってきます。

大腸がんは胃がんに比べると進行が比較的緩やかであるとされているため、大腸ポリープが検査で見つからなかったような方は検査間隔を徐々に空けていっても問題ないと思われます。

大腸がん検診の検査法として、もっともよく行われているのが便潜血検査ですが、便潜血でわかる大腸がんは前述したとおり、かなり進行した状態のがんであるケースが多いのです。

早期の大腸がんや大腸ポリープの段階で早期発見したいのであれば、やはり大腸内視鏡検査が最適な検査法です。大腸内視鏡検査は、肛門から内視鏡(大腸カメラ) を入れて、大腸の粘膜全体を観察するものです。がんだけでなく、将来がんに変化するポリープなどの微細な病変も、発見できる確率の高い検査です。大腸内視鏡検査も、一般には胃内視鏡の場合と同じように「つらい・苦しい」というイメージが少なくないようです。

検査を受ける人がつらいと感じるポイントは3点あります。
ひとつは、検査の間中、スコープが肛門を刺激し続ける機械的な圧迫感があること。また複雑に曲がりくねった大腸にスコープを通していくには高い技術が必要です。
内視鏡医の技量によっては、S状結腸や横行結腸でスコープをうまく折り畳めず、内視鏡を押し込まれることで、腹部全体を棒で突き上げられるような痛みと圧迫感が生じることがあります。
3つ目は、大腸内視鏡検査では、胃の場合と同様に大腸の粘膜を広げて観察する必要があり、大腸に空気をパンパンに入れるので、下腹部やおへその周辺に不快な膨張感を感じる、ということです。大腸は、150cmほどの長い管がアコーディオンのように折り畳まれて70cmほどの長さになってお腹の中に収まっています。

そのため大腸内視鏡検査では、大腸の内壁の襲を十分に広げて、ヒダとヒダの間に隠れた病変まで見逃さずに観察することが重要です。上のヒダを広げるために大腸に空気を入れるのですが、鎮静剤を使わない従来の検査では、この時の膨張感による苦痛が強いため、内視鏡医は短時間で観察せざるを得ず、詳細な診察ができないというデメリットがありました。精度の高い検査を受けるためには、大腸内視鏡検査も軽い鎮静剤を利用して十分に観察ができるタイプの検査を選ぶことが大切です。

さらに、一部の病院やクリニックでは空気の200倍ほど吸収の早い炭酸ガスを使用することで、検査後のお腹の張りをなくす工夫をしています。

また大腸内視鏡は胃カメラよりもより挿入に高い技術が必要になりますので、医師の経歴などを確認し、内視鏡検査・治療を専門にしている医師を受診すると安心です。この検査でポリープやがんと疑われる病変が見つかった時は、特殊染色や拡大機能を利用して詳しく調べます。内視鏡で治療可能と判断した場合には、その場で内視鏡治療を行い切除することも可能です。大腸内視鏡検査は、ポリープがまったくない人であれば 2〜5 年に一度くらいでいいでしょう。過去にポリープがあった人や家族内に大腸がんや大腸ポリープの有無がある人は、医師と相談して検査の頻度を決めていきます。

どうしても時間がとれない人のための自分でできる!病院に行かずに行う大腸ガン検査キットも活用しましょう。