アブラナ科の野菜にふくまれている抗ガン成分

ミネソタ医大の病理学科教授のワッテンパーグ医博は、1970年代のはじめからネズミはと二十日ネズミに少量のアブラナ科の野菜(キャベツ、ブロッコリー、芽キャベツ、カリフラー 、かぶなど)を与え、発ガン物質を注射して変化をみるという研究をつづけていました。

ガンが生じるかどうか、臓器に代謝の変化があらわれるかどうか、ガン化が阻止できるかどうかなどをみていました。

結果は非常に多くの例においてガン化を防ぐことができました。アブラナ科の野菜のふくんでいる何かが、ガンを阻止してくれているのです。

医博はアブラナ科の野菜がふくんでいるインドール類に注目してこれを単離し、発ガン物質を注射した動物に「オードプル」として与えてみました。

するとその効果は顕著にあらわれました。インドール類を与えなかったネズミ91% が乳ガンになったのに対して、与えたネズミのぽうは≡21%しか癌になりませんでした。

より少量のインドール類を長期間二十日ネズミに投与した別の実験では、インドールなしの群は100% 発ガンし、インドールを与えた群は41% の発ガンに止まりました。

ほぼこれと時を同じくして1970年代の半ばに、ニューヨーク州立大学のグラハム博士は、人を対象とする疫学研究を行っていました。

256人の白人男性の大腸ガン患者と、無作為に選んだ同年齢のガンをもっていない783人の患者の食事を調査しました。どのような食事の違いがガン患者と非ガン患者を分けているのかが研究の主眼だったのですが、19種類の野菜料理(コールスロー、キャベツ、トマト、レタス、キュウリ、人参、芽キャベツ、ブロッコリー、かぶ、カリフラワーをふくむ)をどれだけ頻繁に食べているかを調べたときに、両者のあいだの差異がはっきり現れたのです。

19種類の野菜料理のほとんどすべてを頻繁に食べている人の大腸ガンのリスクが最も低く、野菜を食べる度合いに応じて確実に発ガンのチャンスが減っていくことがわかったのです。

19種類の野菜のいずれかを1日に1回以上食べている人が大腸ガンになる率は、月に20回以下しか食べていない人の半分でした。

そこでグラハム博士とその共同研究者は、個別の野菜について調べてみることにしましたた。すると、キャベツやブロッコリーや芽キャベツなどのアブラナ科の野菜には、はっきりドーズ・レスポンス(より多くとると効果もより大きくなること) がみられました。

たとえば、週に1回キャベツ料理を食べている人の大腸ガンになる確率は、まったくキャベツを食べない人の3分の1に減るのです。これは、週に1回のキャベツ料理が大腸ガンのリスクを66% も低減させるということです。

それが2週に1回だと40% というふうに効果が薄れていきます。現在アメリカの国立癌研究所は、アブラナ科の野菜の研究に何百万ドルもの費用を投じており、助成金を出して研究者を求めています。

おそらく近いうちに、キャベツの仲間がもっている抗ガンのメカニズムが明白にされるはずです。しかし、その日を待ってもりもりキャベツを食べはじめるというのはむろん愚かである。幸いアブラナ科の野菜は最も日常的な野菜なのでどこの八百屋に行っても並んでいます。問題は家庭の主婦が、その摂取の頻度を高めるための料理のレパートリーを、どれだけ豊富にもっているかも大きな要因となるでしょう。

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野菜も油で妙めると肉と同じ癌陽性になる

胃癌の死亡率がきわめて高いことで知られる秋田県と、きわめて低い岩手県の食事の違いを15年以上にわたり、調べてきた秋田大学教授、加美山医博らの研究成果に基づいて書かれたものです。

これを読むと、どういう食事をしていると癌になりやすく、どういう食事が癌を防ぐのかが、明確になっています。化学物質に発癌性があるかどうかをチェックする方法として広く採用されているものに突然変異原性試験があります。
この試験方法だと食品のもつ変異原性もわりとかんたんにチェックできるので、医博らはそれを調べて比較しました。
変異原性がプラスに働くものを陽性、逆に変異原性を抑制する働きがあるものを陰性、その中間を疑陽性としているのですが、調査の結果、秋田県のC村の人の食事は非常に高い率で陽性を示しました。
一方、岩手県のある町の人の食事の陽性率はかなり低い値を示しました。

ではどういうものが陽性化食品なのかというと、代表は加熱調理した肉類と魚類。それに冷凍・缶詰以外の方法(みそ漬け、塩辛、干もの、燻製など)で保存した肉類・魚類です。

加熱調理といってもむろん、その程度はいろいろありますが、高温・長時間になるほど陽性化の度合いが高く、低温・短時間ならば低いと考えてよいということです。

煙を出して焼け焦げが出来るまでに焼いた魚に比べると、浅く煮た魚のほうが陽性化の度合いは低いということです。加熱していない状態、つまり刺し身で魚を食べた場合は疑陽性です。

陰性化食品の代表は野菜。それからもいかに野菜が重要かわかるのですが、岩手の人のほうが秋田の人よりもはるかに多く野菜をとっています。

胃癌王国の秋田の人は一般に、野菜が少なく焼き魚や肉が多いという食事のパターンです。ところで、野菜も油妙めにすると陽性化食品に変わってしまうのです。

加工度の高い山菜の漬けもののようなものも陽性です。牛乳は陰性。豆類は豆腐は陰性だが、油揚げは陽性。油による加熱が陽性化させてしまうのです。

長時間煮て砂糖や塩で濃い味をつけた煮豆も陽性です。

医博らは疑陽性はプラスでもマイナスでもないので評価しなくてよいけれども、陽性と陰性のバランスをとることが肝要だとしています。

この場合のバランスはなにしろ発癌の危険性を下げたいのだから、陰性のほうに傾いているほどよいことになります。

プラスでもマイナスでもないという疑陽性の食品をあげておくと、ご飯、納豆、海藻類、卵、刺し身、煮魚、煮た肉類などです。

山菜もおひたしならば疑陽性に入るります。以上から野菜料理の数を増やすことがいかに大事かわかります。それもあまり加熱が過ぎない料理で増やす必要があるわけです。

なにしろ手っとり早くてかんたんなので、油妙めは近頃の主婦が最も好んでつくる料理ですが、ステンレスの多層構造鍋を使って油なしで妙めるようにするのがベストです。

魚を煮る場合も従来の雪平鍋を使ったやり方ではなく、ステンレス多層構造鍋で蒸すプロセスを加えて煮るのが最善の方法です。
洋風にする場合はポーチド・フィッシュがおすすめです。先般、郷土料理を紹介したテレビを見ていると、ハゼを焼いて天日に干し、三日三晩かけて煮しめるという主婦がいましたが、これなどは陽性化食品の最たるものといっていいでしょう。

われわれは、町ぐるみ、あるいは国ぐるみで誤ることがあります。それも何十年と誤りつづけることがありうるので、伝統料理がすべて正しいわけではないので正しい知識が必要です。

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医療現場で実際にフコイダンが使われ(抗ガン剤などと併用)ガンがみるみる消失したり副作用を軽減できている

肝臓と胃にあった腫瘍が縮小し、抗ガン剤の副作用も軽減

ガンの状態

もともとB型肝炎がありました。治療は行っていましたが、その肝臓にがんが見つかってしまったのは9年前のこと。しかも、がんは肝臓にとどまらず胃にも転移していました。

高齢だったため手術は避け、それぞれのがんに対し抗がん剤治療を開始。同時に、フコイダンを1日に400ml飲むように処方しました。

経過

フコイダンを摂ったことによる顕著な効果は、副作用が軽減されたことです。最初は、吐き気に苦しんでいましたが、それが抑えられたことで食欲がアップし、体重も増えました。また治療開始から1年後の内視鏡検査では、胃の腫瘍部分が縮小していることも確認できました。

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たとえ末期のガンにも有効なハナビラタケ

ハナビラタケは最新の免疫療法の治療効果を高めてくれる

高齢者がガンになった場合、手術を受けると体力が著しく低下することが懸念されます。その場合、患者さんのQOL(生活の質)の維持や向上を最優先する選択肢もあります。手術でガンを切除しなくても、人間らしく過ごせるような治療を検討するということです。

若くして乳ガンを患った女性には、抗ガン剤で不妊症になるのを防ぐため、手術後の抗ガン剤治療を控えることがあります。この場合は、免疫療法などで、ガンの再発を防ぎます。

ひとりひとりの患者さんに合った治療法を見つけることは、容易ではありません。外科手術・抗ガン剤治療(化学療法)・放射線治療の三大治療に加えて、先に述べた免疫療法や温熱療法、漢方を使った治療が選択肢にあります。

これらの治療を補助するために健康食品を活用することがあります。なかでも私が有効性を感じているのが、ハナビラタケ増強食です。

74歳の男性の例 は、健康診断で胃ガンが見つかりました。腹腔鏡手術で胃を部分切除したものの、複数のリンパ節に転移が見られたため、あらためて開腹手術を受けました。その結果、病期が末期( ステージⅣ)なうえ、進行が速いスキルス性の胃ガンだったため、治療を受けていた病院から「根治は無理」という診断をされました。

手術後、男性は病院から抗ガン剤による治療をすすめられたそうですが、抗がん剤による治療は拒否されました。最新の免疫療法である新樹状細胞ワクチン療法と活性NK細胞療法を3ヶ月間行いました。樹状細胞は、全身の免疫細胞にガンの存在を伝える「司令塔」のような細胞です。

新樹状細胞ワクチン療法では、わずか25ミリの血液から樹状細胞のもとになる単球を取り出して培養し、ガンのワクチンを作って投与します。活性NK細胞療法では、患者さんの血液から強力な免疫細胞であるNK細胞を取り出した後、培養・活性化して体内に戻します。

二種類の免疫療法を開始した男性は、同時にハナビラタケ増強食を飲みはじめました。3ヶ月後に免疫療法を終え、現在もハナビラタケ増強食を飲みつづけていますが、体調はどんどん回復していると感じています。

腫瘍マーカーの値が1ヶ月後に基準値まで下がり気力がでてきた

ハナビラタケ増強食を飲みはじめる前は強く感じていた「体力の低下」「食欲の低下」「趣味やレジャーをするさいの支障」が、現在では少し感じる程度にまで改善されました。また、「日常生活への支障」「息切れ」「便秘」などは、すべて解消されています。ほかの項目を見ても、悪化したものはありません。

改善ぶりは、血液検査の結果からも見ることができます。栄養状態の低下が明らかに見られた「総たんばく」や「アルブミン」の数値が、治療の開始から1ヶ月後には基準値域内になり、貧血状態を表していた「ヘモグロビン」の数値も、徐々に改善していったのです。

何よりも驚いたのが、消化器系のガンの診断で使われるCA25 という腫瘍マーカーの数値の変化です。治療開始時には57.3と高かった数値が、治療から1ヶ月には30.5、3ヶ月後には8.1、6ヶ月後には5.4と、劇的に下がったのです。

ハナビラタケ増強食に多くベータ含まれているβ(1-3)Dグルカンが腸管にある受容体にふれることで、サイトカインが出て、NK細胞などを活性化させたものと思われます。

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たまねぎは胃、大腸、肺のガンを防ぐ強力抗がん食

胃や大腸などの消化器のガンを防ぐ効果が強力

たまねぎは、優れた抗ガン食としても世界的に注目されています。特に、消化器系のガンに強力な予防効果を抑制することが確認されています。まず、胃ガンと大腸ガンについて主な具体的な結果です。

胃がん(オランダ)

55~69歳の12万852人の調査。食事などの生活習慣を10年間にわたって集計しています。その中か3500人を選び、胃ガンになった139人と胃ガンではない3133人を比較したところ、次のような結果が出ました。

1日当たりのタマネギ摂取量を、

  • 全く食べない人(A群)
  • 4分の1個未満の人(B群)
  • 4分の1~2分の1個食べる人(C群)ト
  • 2分の1個以上食べる人(D群)

4群に分けると、胃ガンになる危険度は、全く食べない人(A群)を1とした場合、B群0.75、C群0.71、D群0.44の発症率になりました。つまり、たまねぎを毎日4分の1 個以上食べれば、胃ガンの発生率は50%以下になるということです。

大腸ガン(フランス)

結腸ガン453人、直腸ガン365人、どちらでもない2851人を対象にしています。そして、たまねぎを食べない人と比較的よく食べる人が大勝ガンになる危険度は、結腸ガンで1対0.16、直腸ガンで1対0.17となり、たまねぎの明確な抗ガン作用を示しました。

ガンの発生や増殖を阻止する成分が多い

肺ガン(インド)

肺ガンになった男性281人と肺ガンではない1207人について、食品と肺ガンの発症率との関係を調査しています。そ結果、以下の食品を毎日食べない群が肺ガンになる危険度を1とした場合、各食品を毎日食べる群の危険度は、たまねぎで0.03、緑黄色野菜で0.37、バナナで0.39、ウコンで0.05となり、タマネギとウコンに顕著な予防効果が現れました。たまねぎはできるだけ食べるようにしたほうがいいでしょう。

近年、抗ガン作用を発揮するたまねぎの有効成分も解明されつつあります。その1つが、イオウ化合物で、発ガン物質の形成を阻止するとともに、胃ガンの原因菌であるピロリ菌を駆除する効果も確認されています。さらに、フラボノイド(植物の色素化合物)のケルセチンも抗酸化作用によってガンの発生と増殖を抑えることがわかつてきました。

これらの成分は加熱調理しても抗ガン作用を発揮するので、ガンの栄養になる脂肪分が多い料理を食べるときは、たまねぎもいっしょにとることをおすすめします。

濃縮たまねぎの口コミ、使用感、効能・効果一覧は、たまねぎで実際に病気や不快な症状を改善した人の体験談がありますが、たまねぎ効果には驚くばかりです。
一時期、デトックスが流行した際にも一番、解毒力のある食材はたまねぎだったと記憶しています。食べる以上は、不要物を排泄しなければいけませんので、たまねぎは欠かせないということです。

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胃がんについて

胃の仕組みと働き

食べ物をよくかんで飲み込むと、食道を通って胃にたまります。食べ物を見たり、味わっていたりするときから、胃では胃液が分泌されて消化や吸収の準備を始めています。

胃液は胃酸(塩酸)、消化酵素(ペプシン)、粘液の3種類から構成されていて、食べ物を撹拌しながら、消化・吸収しやすい形に変えていきます。
たとえば、屑酸は大変強い塩酸を主成分とし、食べ物を殺菌する働きを持っています。胃粘液は薄い膜をつくり、胃酸から粘膜を保護する機能をもっています。
糖質はブドウ糖、タンバク質はアミノ酸、脂肪はグリセリンと脂肪酸にまで分解され、小腸で吸警れます。

しかし、一部の糖質、とくにアルコールなどは胃粘膜からも吸収されています。胃のなかのものは、ぜん動運動によって、少しずつ十二指腸へ送られます。

ぜん動運動とは、胃壁の筋肉(平滑筋) や支配神経、消化管ホルモンでコントロールされている収縮波が徐々に起こることで、正常動くと1、2時間で胃から十二指腸へ内容物は流れていきます。このと胃の出口(幽門部)には、内容物が少しずつ十二指腸へ動いていくように括約筋が調節しています。

食物は十二指腸では質や胆汁などかつやくきんの働きを受けて、さらに小腸で吸収しゃすいミクロン単位の形に分解されていきます。胃が空っぽのときの大きさは、大わんの長さが18cm、幅7cmのまるでしぼんだ風船のようですが、食べ物が入ってくると、長さは、25cm、幅13cm、厚さ6~8cmと、ゴム袋のように膨れます。また、胃の形には個人差があります。

胃がんはなぜできるか?

生体細胞は、その遺伝子情報によって細胞分裂し、さまぎまな臓器を形作る細胞になっていきます。細胞は絶えず新しいものと取って変わっています。

この新旧交代の過程で、なにかのきっかけで突然変異を引き起こすことがあります。すると、もとの細胞とは性質の異なる細胞が出現します。これががん細胞(悪性腫瘍)です。

白血球などの免疫細胞は、がん細胞を見つけると異物と判断して攻撃を始めます。多くのがん細胞はこの白血球との闘いに敗れて死んでしまいますが、なかには生き残っていく細胞もあります。こうして何年もかかって、がん細胞は体内で栄養を取りながら大きくなり、やがて検査で見つかるほど(腫瘍の大きさとしては1 センチぐらい) に成長します。この時期は無症状のまま経過することが多いため、検査で発見されることが重要です。

そのまま気づかず過ごしてしまった場合は、いろいろな症状が出始めてしまうでしょう。がんは体の組織すべてに発生します。髪の毛と爪以外の皮膚、脂肪、筋肉、血管、歯肉、乳腺、生殖器などでくり返し出現し、成長しようとします。

正常細胞からがん細胞に変化するときのきっかけは、遺伝因子とともに、環境による因子も大きいと考えられています。
たとえば、紫外線、大気汚染、食品添加物などのほか、胃がんでは塩分の多い食事や生活上のストレスから引き起こされやすくなります。
ストレスは毎日の生活の中で避けることのできないものですが、上手にコントロールしていくことができないと、免疫細胞の活動力を弱めることがわかっています。
また、ストレスがかかりすぎると、古い細胞が新しい細胞に生まれ変わるときに、できの悪い紳胞をつくる原因になります。

アルコールやタバコは、胃粘膜を強く刺激し弱らせます。しかし、これらの要因をすべて取り除いても、がんが引き起こされる可能性はあるため、がんを完全に予防することはできないといえるでしょう。
がん細胞の特徴は、生体のしくみに従わず、勝手に増殖していくことです。周囲の組織に入り込んで、まるで根を広げるように大きく成長します。
また、体内に細かく網の目のようにはりめぐらされている血管やリンパ管に入り込んで、いろいろな臓器に運ばれて、そのなかで増えていくこともあります。がんの「リンパ行性転移」です。

また、腹膜などにがんが露出すると、そこからがん細胞がこぼれ落ちて腹腔のあちこちにあたかも種をまいたかのように転移を起こすこともあります。

これを「播種性転移」といいます。がん細胞を顕微鏡で観察してみると、細胞組織はその形態から「高分化型」「中分化型」「低分化型」「未分化型」の4つに分かれています。

高分化型は正常組織に近い形で、細胞組織が秩序よく等間隔に並んでいます。中・低分化型は、組織の形が崩れていることが多く、大きさも並び方も不揃いです。悪性度が高く活動的なため、急に大きく成長したり、ほかの臓器に転移したりすることもあります。
未分化型はがんの発見から半年間で人間を死に至らしめるほど、体の中で急激に増殖します。

このようながん細胞と正常な細胞との遠いを専門家たちは「顔つき」にたとえて表現することがあります。正常細胞をふつうの顔つきとするなら、たとえば、悪性度の高い細胞は正常細胞と形状がまるきり異なるため「顔つきが悪い」、また悪性度の低いがんは正常細胞と似ているため「顔つきがおとなしい」と呼びます。

大腸では高分化がんが90%以上、低分化、未分化がんがそれぞれ5パーセントと、圧倒的に高分化がんが多いため、悪性腫瘍自体の性格もおとなしくなります。しかし、同じ高分化がんでも胃にできるものは、低分化との間の性質の差がとても小さいのです。つまり、転移率や再発率を比較したときに、胃の場合は高分化がんだからおとなしいとはいえないわけです。

胃がんになりやすい人

日本では、がんのなかでも消化器がんの罹患率が高く、とくに胃がんは圧倒的に多く見られます。このため、医学の研究が盛んに行われた結果、早期発見や手術などの方法について、今や世界のリーダー的な役割を果たしています。

世界では、中国、韓国などのアジア地域のほか、チリなどの中南米諸国、東欧諸国で罹患率が高くなっています。その原因はまだ明らかになってはいませんが、塩分の消費量が多い地域ほど患者さんが多いということはわかっています。
過剰な塩分摂取によって、胃粘膜の保護機能が失われ、がんのできやすい環境をつくっているとも考えられています。

また、男性のほうが女性より罹患率が2倍近く多いというデータがありますが、これは、

  1. アルコール摂取量が多い
  2. 食物の好み
  3. ホルモンの関与

と考えられます。年齢別では、がん年齢と呼ばれる程から徐々に患者さんが増えはじめて、男性では60代、女性では50代が一番多くなっています。

がんが日本人の死因のトップを占める理由

現在、日本人の三大死因は、悪性新生物(がん)、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、脳血管障害(脳梗塞、脳出血) です。なかでもがんは1981年から脳血管障害に代わって、死因の1位となりました。
日本人の3人に1人ががんで亡くなっています。

それまでは虚血性心疾患が増加傾向にありましたが、生活習慣を変化させることについての考えが普及したことや医学が発達してきていることから、93年、94年からこちらの死亡率は下降しはじめました。とくに、虚血性心疾患の予防法と治療は確立してきました。
薬物治療やカテーテル療法、食事療法などにより、好成績をあげています。このほか、心臓のペースメーカーも予防的側面から大きな役割を果たしています。

また、脳血管障害では薬物治療や食事療法で血圧を下げることが定着してきました。また、MR Iなどの検査で脳の動脈癌の発見、脳梗塞の診断などが容易にできるようになりました。

たとえ、発病しても動脈拡張術など、脳血管障害による死亡を予防できる治療が確立されています。しかし、がんについては、高齢化社会の落とし子でもあり、原因が複雑にからみあつているので予防する方法がないといっても過言ではないでしょう。

環境因子をできるだけ取り除きながら生きていったとしても、100%予防できる手立てがないのが現状です。このため、日ごろから体の変化にはじゅうぶん注意を払うこと、定期検診を受けてがんの芽をつみとることが、早期発見につながります。胃がんは早期に発見できれば、外科的切除治療で完治する可能性が高い病気です。何度もくりかえしますが、いまや早期胃がんや大腸がんの5年生存率は90%を超えて、これらのがんで亡くなってしまうというのは、医者の立場から考えて無念としかいいようがありません。

また、たとえ検査でがんが発見されても、自分の人生を納得のいくように過ごしていくためには、自分の病気を正確に把握して治療法を選び取っていただきたく思います。

胃がんの症状、治療Q&Aはこちら。

ガン予防の基礎知識 Leave a comment

菜食主義は大腸ガンの予防に役立つのか?

菜食主義は大腸ガンの予防に役立つのでしょうか。便秘は、大腸ガンにも悪影響を与えるのは周知のとおりです。英オックスフォード大学の研究者による有名な調査では、菜食主義者のほうが非菜食主義者よりも、心肺血管障害やガンの発症が少ないことが指摘されています。

その後、同じチームによっておこなわれた大腸ガンに関する研究結果が2004年に発表されています。この調査は、菜食主義者4653人(男性1597人、女性3056人)、非菜食主義者6345人(男性2565人、女性3780人 を17年間にわたって追跡したものです。いずれの群も、調査開始時の平均年齢は3歳で、17年後の平均年齢50歳の時点で大腸ガンの発症に差があるかどうかを調査しました。

結果は、菜食主義者の群で大腸ガン発痛者は4653人中39人(0.84% )、非菜食主義者の群では63 45人中56人(0.8% )でした。この数値では菜食主義者のほうが大腸ガンの発症率がやや低いのですが、優位な差は認められません。

この調査では、食材による大腸ガンの危険も調べています。それによると、肉類を食べない群より食べる群のほうで大腸ガンの危険率が高まっています。魚に関しては、1週間に1回以上食べる群よりも、1回以下の群のほうで危険率がやや増加しています。

新鮮な果物を週に10回前後食べている群、野菜も多く食べている群、野菜摂取が多くかつライ麦パンを食べている群で、危険率が低下する結果となっています。結局、この調査では、菜食主義者のほうが大腸ガンになりにくいというよりも、菜食主義者が食べている、肉以外の魚や野菜、果物などの食材のほうが大腸ガン発症の危険率が低下することが明らかにされたといえます。

日頃から食物繊維を意識して摂る習慣が重要です。「がんと闘う植物性食品」も同様の効果からガンを抑制するものと思われます。

さらにガン患者たちに評価の高い野草酵素なども酵素ばかりに目を向けられているイメージですが、実は野菜の食物繊維がガンと闘って勝利している部分が大きいように感じます。野菜や果物などは本来、人間のもつ免疫力を高める作用が強いように思います。
もちろん、肉や魚のたんぱく質も重要ですが、これらは少ない量で十分足りるのかもしれません。大昔には肉や魚を食べる習慣はほとんどなかったわけですからDNA的に消化が難しいということかもしれません。

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大量ビタミンC投与が副作用のないガン治療として定着するか?

「ビタミンC」が、がんの治療に活用されはじめました。もともとビタミンCにはガンを抑制する効果が広く知られ「ブロッコリーに含まれるカロチン、ビタミンC 、ケルセチンがガンを抑制」というのは多くの方が知っている知識かもしれません。

2005年に米国で「ビタミンCはがん細胞だけを殺す」という注目の論文が発表されて以来、研究が盛んになり、代替療法ながら副作用のない最先端治療として、米国では既に1万人もの医師が採用しているのです。日本でも治療を受けられるクリニックが増加中です。

「高濃度ビタミンC点滴療法」と呼ばれるがんの治療法は、1回に60gもの超高濃度のビタミンCを点滴で直接静脈に投与します。これが。健康な人が1日に必要なビタミンC は1gとされるので尋常ではない量ですが、「大量に血中に投与することでがん細胞に作用する」というガン治療です。

しかも、乳がん、前立腺がん、肺がん、肝臓がん、大腸がんをはじめ、多くのがんに有効との報告があるといいます。ビタミンCががんに効くのはなぜか。「それは強い抗酸化作用でがん細胞を攻撃するためです。ビタミンCは体内の活性酸素を除去する過程で、活性酸素の一種である過酸化水素を発生します。
正常な細胞はこの過酸化水素を分解して無害化する酵素を持っていますが、がん細胞はこの酵素が少ないため分解できません。

ビタミンCを大量に投与すると、過酸化水素が大量に発生し、がん細胞を攻撃すると考えられています。ビタミンC を大量投与するプログラムを確立したのは、30年以上研究を重ねてきた米国カンザス州の「国際人間機能改善センター」です。。ここでの実施件数は年間3000件にも及ぶそうです。

患者は、他の病院でがん治療を受けながら、ここでビタミンC点滴療法を受けます。「ビタミンCは抗がん剤による免疫力低下や痛みなどの副作用の軽減にも有効」なのです。大量に投与することで弊害は? と心配になりますが、「ビタミンCは水溶性で余分にあると排出されるため、副作用の心配もほとんどありません。

「点滴療法を始めて3ヶ月間でがんが小さくなるなど、驚くべき効果も報告されています。まだ、手探り段階であることは確かですし、保険適用外のため全額自費負担というのはネックになりますが、副作用のない治療に、期待は高まる一方です。

治療としてのビタミンCの大量投与だけでなく日頃からビタミンCを多く含む食品をできるだけ摂るようにすることもガン抑制にはとても大切です。

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1日10個食べると効果的「いちご」

いちごはデザイナーフーズピラミッド の「ペリー類」のひとつ。ビタミンCが豊富で、1日の推奨量(ほとんどの人が不足していない量) 100mgを約10粒程度で補える程です。ビタミンCは免疫機能を強固にしたり、発がん物質の生成を抑える役割をもっています。ジャムやジュースにするなど、調理をするとビタミンC が壊れやすいので、生のままで食べるのがおすすめです。

赤い色素成分であるアントシアニン、フラボノイド、ケルセチンなど強力な抗酸化ポリフェノール類が多く、細胞膜や遺伝子を傷つけたり、がん細胞増殖の抑制システムのじゃまをする活性酸素から守ってくれます。食物繊維のペクチンも豊富。腸内の善玉菌を増やして免疫力を高めます。また、発がん物質など有害物質を吸着して排出する役割ももっています。

がん予防、治療にも大きな期待が寄せられている「ビタミンC」 | ビタミン効果にビタミンCのがん抑制効果についての詳細記事があります。

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βグルカンががんを抑制「きのこ」

きのこ類にはβグルカンという多糖類(消化しにくい糖質の鎗称で、食物繊維の一種) が多く含まれています。βグルカンは、体本来がもつ免疫機能を高め、白血球の働きを活性化する作用をもつことがわかっています。
そのうえ、がんの発生、がん細胞の分化、増殖を抑える効果、腫瘍の悪性化を防ぐ働きがあるとされています。βグルカンは、ほとんどのきのこに含まれています。

きのこの種類によって少しずつ健康効果が異なるので、種類を変えながら少量ずつでも毎日食べることをおすすめします。きのこ類に豊富な食物繊維は、腸内での発がん物質を吸着して排出させるほか、善玉菌を増やして腸内環境を整え、免疫力を増強する働きもあります。調理する時は、水で洗わずに汚れをペーパータオルなどでふき取るだけにすると大切な成分のロスが少なくてすみます。

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