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その10、日光に当たりすぎない

直射日光には注意する

過去には、骨を強くするビタミンDを体内で合成するために、日光浴がすすめられていました。しかし、日差しに恵まれた日本では、通勤や日々の買い物で外に出る程度で十分なビタミンDが作れます。
逆に、近年、紫外線が皮膚に有害であることがわかり、肌の焼き過ぎは避けたほうがよいといわれています。紫外線は長時間浴びると細胞の遺伝子が傷つけられ、突然変異を起こすことがあります。
このほか、細胞のがん化をもたらす活性酸素の生成を促してしまいます。人種的に見ると、紫外線に過敏に反応するのはメラニン色素の少ない白人です。黒人はずっと紫外線に強く、日本人も黒人並みに耐性があります。そのため、わが国では比較的、皮膚がんや悪性黒色腫は少ないのですが、肌の焼き過ぎは、なるべく避けましょう。
日差しに当たるのが30分を超えるような場合は、日傘やUVカット機能のあるサングラス、服装やUVケア用品を利用して肌をガードする工夫をしましょう。

その9、かびの生えたものに注意

食前に十分にチェックする

日本では希ですが、外国産のピーナッツなどのナッツ類、とうもろこしに生えるかびの毒素アフラトキシンは強力な発がん物質です。
世界がん研究基金による「がん予防のための提言」では「かびた可能性のある食べ物を食べない」となっています。東洋人に肝臓がんが多い理由として、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスのほかに、このアフラトキシンが関わっているのではないかと疑う学者もいるほどです。
外国のある地域で売られているピーナッツのほぼ50% に微量ながら発がん性のあるかびが認められたという報告もあります。古くなったものや表面が自つぼくなっているものを見つけたら、口にしないでおきましょう。
日本では、輸入の際に厳重にチェックされているので危険はありませんし、国産のピーナッツは安全です。なお、ある種のチーズ(カマンベールチーズやゴルゴンゾーラチーズなど) のように、わざとかびを生やした食品は心配ありません。

その8、焦げたものは避ける

突然変異を引き起こす

肉や魚を焼いて焦がすと香ばしくおいしさが増す反面、焼き焦げた部分に変異原性物質(遺伝子を傷つける物質) が複数含まれることが確認されています。
焼き焦げに含まれる発がん物質は、調理温度が高く、調理時問が長いほど量が増え、とくに肉や魚を直火やフライパンで焼いて焦がした場合に多くできます。
また、でんぷんや糖(もちやせんべい) などの「おこげ」も変異を引き起こす原因となる物質が含まれています。世界がん研究基金の「がん予防のための提言」では「焦げたものを食べない。肉汁を焦がさない。直火で焼いた魚や肉、塩漬けや薫製の肉を控える」となっています。
しかし、焦げた魚や肉の1食分で口に入る発がん物質の量はわずかですし、焦げた部分だけを食べるわけではありませんから、それだけでがんが進行するわけではありません。よって、あまり神経質になる必要はありませんが、焦げた部分をたくさん食べないようにしましょう。