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小豆の煮汁は強力な抗酸化作用で抗ガン効果を発揮!マウスの生存率がアップ

ガンの予防に「豆類」が注目されている

日本人の死亡原因の第1位となってしまったガンは、医学が進歩した現在もなお増えつつあります。ガンは、生活習慣病の1つであり、食事や運動、休養といった生活習慣と密接に問係していることは、言うまでもありません。

近年は、ガン予防に効果のある植物性食品が、クローズアップされるようになりました。ニンニク、キャベツ、セロリ、ニンジン、大豆などに、ガンを防ぐ効果のあることが、すでに報告されています。
このうち、特に豆類は、高い健康効果があることで、昔から知られてきました。最近では、「植物の種子に抗酸化物質が含まれている」という研究が報告され、豆類に注目が集まっているのです。

ただし、これまで多く研究されてきた豆類は、もっぱら大豆でした。そんな中、他の豆類も実験が行われています。

日本人にとって、大豆の次に身近な豆である小豆を取り上げ、ガンを抑制する効果について実験が行われています。

実験内容は、ガン細胞を移植したマウスに、25日問、あずきの煮汁を飲ませ、その生存率を観察しました。これにより、あずきの煮汁に、ガンを抑制する作用があるかどうかを調べたのです。

あずきの煮汁は、2種類用意しました。煮汁1は、あずき250gに対して豆重量の6倍の水(1500cc)を加えて強火で加熱し、沸騰したら弱火で3分問炊き上げ、ろ過したものです。

煮汁2は、煮汁1から引き上げたあずきに、再び1500ccの水を加えて強火で加熱し、沸騰したら弱火で30分炊き上げ、ろ過したものです。

ガンになる前から飲むと生存率はかなりアップ

実験は、3種類行いました。マウスを2つのグループに分け、一方には煮汁1を、もう一方には煮汁2を飲ませます。

実験その1
最初に行ったのは、マウスにガン細胞を移植してから、あずきの煮汁を飲ませる実験です。この結果、煮汁1を飲ませたマウスはすべて死亡しましたが、煮汁2を飲ませたマウスは20%が生き残り、弱いながらも抗ガン効果が認められました。
実験その2
次は、ガン細胞を移植する前のマウスに、煮汁1、煮汁2をあらかじめ25日問飲ませておき、ガン細胞を移植後は、水道水を飲ませました。結果は、煮汁1、煮汁2ともに、実験期問内にすべてのマウスが死亡し、生存率は0% 。抗ガン効果は認められませんでした。
実験その3
そして、最後の実験では、「実験その2」と同様、ガン細胞移植前のマウスに、煮汁1 、煮汁2をあらかじめ25日間飲ませておきました。
さらに、ガン細胞を移植したあとも、煮汁1と煮汁2を飲ませ続けました。すると、煮汁1を飲んだグループは20%、煮汁2を飲んだグループは40%が生き残ったのです。実験期問は25日間でしたが、煮汁1のマウスは27日めまで、煮汁2のマウスは28日まで生存が確認されました。

以上の実験から、あずきの煮汁に抗ガン効果のあることがわかりました。注目すべきは、ガンになる前から飲む習慣をつけ、ガンになってからも飲み続けることで、生存率が上がったことです。

あずきの煮汁のガン抑制効果を得るには、日常的に摂取することが大事だとわかります。実験で使用したあずきの煮汁は、家庭でも簡単に作れます。味つけをしてスープにしたり、お茶と混ぜたりすると飲みやすいでしょう。

ちなみに、マウスが飲んだ煮汁の量は、人間が飲む量に換算すると、1日130mlです。この程度なら、続けやすいのではないでしょうか。

抗ガン効果は、あずきの種皮に含まれるフラボノイド化合物の作用によるものでしょう。特に、あずきの種皮に多いポリフェノールの一種、アントシアニンが関与しているのではないかと考えられます。

アントシアニンには強い抗酸化作用があり、老化の元凶物質である活性酸素を除去する効果があります。あずきの煮汁は赤紫色をしていますが、これがアントシアニンの色です。

煮汁には、あずきの薬効がたっぷり溶け出しているのです。赤飯は、あずきの煮汁で炊きじやきます。古来、「赤い色が邪気を払う」ということで食べられてきた赤飯ですが、それが科学的にも証明されたことになります。今後、新たな煮汁の活用法や、摂取法の開発が期待されるところです。

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大豆たんぱくとナットウキナーゼが 高血圧予防 に最適「 納豆 」

大豆のたんぱく質が高血圧に有効

大豆は「畑の肉」と称されるように、たんぱく質に富んだ健康食品です。大豆に含まれるたんぱく質は、肉や魚に比べると たんぱく価 ( たんぱく質の優劣をあらわす数値 )は劣るものの、体内利用率が高く、有効成分を効率よく摂取することができます。
しかも、大豆のたんぱく質には、体内にたまった余分なナトリウムを排泄する働きがあります。体内に取り込まれたたんぱく質はアミノ酸に分解されますが、このとき作り出される尿素が、過剰なナトリウムを尿と一緒に体外に排泄してくれるのです。また、大豆のたんぱく質は血管の弾力性を保つ働きがあることも明らかにされています。大豆のたんぱく質は、高血圧予防に大変有効なのです。

大豆→納豆でさらなる効果

このように、大変有効な大豆ですが、消化吸収があまりよくないことに加えて、調理に手間がかかるという難点があります。そこでおすすめしたいのが、大豆を蒸して発酵させた大豆加工食品の納豆です。納豆はそのままでも食べられる便利な食品ですから、毎日のおかずとして手軽に利用することができます。しかも加工されても大豆に含まれる有効成分が損なわれることがありません。それどころか、納豆に加工されることによって、大豆に含まれるビタミンB2の含有量がアップします。ビタミンB2は脂質や糖質の分解を促す働きのある栄養素で、コレステロールの増加を防いで動脈硬化を予防します。

ナットウキナーゼで血栓を予防

さらに特筆すべきは、発酵の際に使用する納豆菌が作り出す酵素=ナットウキナーゼの効果です。ナットウキナーゼには血栓を溶かす効果があり、脳卒中や心筋梗塞の予防に大変有効とされています。しかも、ナットウキナーゼは腸内の腐敗菌を抑えて腸の働きを活発にさせる作用もありますので、便通をよくして不要な脂質やコレステロールなどの排泄を促進してくれます。

アブラナ科の野菜にふくまれている抗ガン成分

ミネソタ医大の病理学科教授のワッテンパーグ医博は、1970年代のはじめからネズミはと二十日ネズミに少量のアブラナ科の野菜(キャベツ、ブロッコリー、芽キャベツ、カリフラー 、かぶなど)を与え、発ガン物質を注射して変化をみるという研究をつづけていました。

ガンが生じるかどうか、臓器に代謝の変化があらわれるかどうか、ガン化が阻止できるかどうかなどをみていました。

結果は非常に多くの例においてガン化を防ぐことができました。アブラナ科の野菜のふくんでいる何かが、ガンを阻止してくれているのです。

医博はアブラナ科の野菜がふくんでいるインドール類に注目してこれを単離し、発ガン物質を注射した動物に「オードプル」として与えてみました。

するとその効果は顕著にあらわれました。インドール類を与えなかったネズミ91% が乳ガンになったのに対して、与えたネズミのぽうは≡21%しか癌になりませんでした。

より少量のインドール類を長期間二十日ネズミに投与した別の実験では、インドールなしの群は100% 発ガンし、インドールを与えた群は41% の発ガンに止まりました。

ほぼこれと時を同じくして1970年代の半ばに、ニューヨーク州立大学のグラハム博士は、人を対象とする疫学研究を行っていました。

256人の白人男性の大腸ガン患者と、無作為に選んだ同年齢のガンをもっていない783人の患者の食事を調査しました。どのような食事の違いがガン患者と非ガン患者を分けているのかが研究の主眼だったのですが、19種類の野菜料理(コールスロー、キャベツ、トマト、レタス、キュウリ、人参、芽キャベツ、ブロッコリー、かぶ、カリフラワーをふくむ)をどれだけ頻繁に食べているかを調べたときに、両者のあいだの差異がはっきり現れたのです。

19種類の野菜料理のほとんどすべてを頻繁に食べている人の大腸ガンのリスクが最も低く、野菜を食べる度合いに応じて確実に発ガンのチャンスが減っていくことがわかったのです。

19種類の野菜のいずれかを1日に1回以上食べている人が大腸ガンになる率は、月に20回以下しか食べていない人の半分でした。

そこでグラハム博士とその共同研究者は、個別の野菜について調べてみることにしましたた。すると、キャベツやブロッコリーや芽キャベツなどのアブラナ科の野菜には、はっきりドーズ・レスポンス(より多くとると効果もより大きくなること) がみられました。

たとえば、週に1回キャベツ料理を食べている人の大腸ガンになる確率は、まったくキャベツを食べない人の3分の1に減るのです。これは、週に1回のキャベツ料理が大腸ガンのリスクを66% も低減させるということです。

それが2週に1回だと40% というふうに効果が薄れていきます。現在アメリカの国立癌研究所は、アブラナ科の野菜の研究に何百万ドルもの費用を投じており、助成金を出して研究者を求めています。

おそらく近いうちに、キャベツの仲間がもっている抗ガンのメカニズムが明白にされるはずです。しかし、その日を待ってもりもりキャベツを食べはじめるというのはむろん愚かである。幸いアブラナ科の野菜は最も日常的な野菜なのでどこの八百屋に行っても並んでいます。問題は家庭の主婦が、その摂取の頻度を高めるための料理のレパートリーを、どれだけ豊富にもっているかも大きな要因となるでしょう。

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